浅草オペラ始まる
1917(大正6)年、佐々紅華は本格的に浅草オペラの世界に足を踏み入れる。佐々紅華が作曲・演出を担当、演出・振付兼俳優として石井獏、杉寛、沢モリノ他の俳優陣で東京歌劇座が結成され、10月23日から浅草日本館でオペラの常時公演をが始まる。
この常時公演は当初和製創作歌劇が中心だったが、翌1918(大正7)年2月からは、ローヤル館の専属だった清水金太郎・静子夫妻、当時日本一のピアニストと称せられていた澤田柳吉を加え、外国オペレッタや澤田柳吉によるピアノ独奏(ベートーヴェンの「月光」や「悲愴」などを演奏したようだが、観客のヤジに激昂した沢田が舞台から降り、沢田の浅草出演は数えるくらいしかないようだ)を加え、3月末まで行われた。4月からは、アサヒ歌劇団が日本館での公演を行い、清水夫妻、石井漠は旅興行を行う。
石井獏は舞台で活躍するかたわら多くの舞踊家を育て、日本のモダンバレエ、モダンダンスなどの発展に大きく貢献しました。 |
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なまはげと石井獏との意外な関係。
毎年2月上旬に真山(しんざん)神社境内で3日間開催される「なまはげ柴灯(せど)まつり」は、東北に数ある冬の夜祭の中でも、伝統を誇り、幽玄・荘厳・雄大さを兼ね備えた特筆すべき祭である。
雪の積もった境内いっぱいに繰り広げられる勇壮な踊りやダイナミックな太鼓の響き、なまはげの雄叫び、柴灯火とただよう煙。
「これぞ男鹿!!」の雰囲気を全身で、腹の底までズシンと感じることができる。なまはげと和太鼓を組み合わせた「なまはげ太鼓」は太鼓の音が山に響きわたり、迫力満点である。この「なまはげ踊り」が、秋田県出身の現代舞踏家
石井獏が振り付け、息子の作曲家 石井歓が曲をつけた勇壮な踊りということは、以外に知られていない。
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